個人という名の宇宙
人は孤独です。
何故なら、個人という名の宇宙には人という名の宇宙船は1隻しかいないからです。
宇宙船は、決して出られない個人という名の宇宙を時の流れに乗って旅をして行くのです。
そして、宇宙は、時に拡大し、時に縮小し、時に対立し、時に協調しながら、常に変化をし続けている。
宇宙を変え続けている力は、人の内から湧き出る「思い」。
その「思い」も孤独で居ると、枯れそうになる。宇宙の変化も弱く小さくなって行く。
孤独で「思い」が枯れそうな時は、人はどうするのか?
目を閉じ、じっと聞き耳を立てる。
最初は、小さな一言が通り過ぎて行くのに気付く、言葉は徐々にその数を増やしながら通り過ぎて行く。
そして、いつしか、宇宙を満たす様な無数の言葉が通り過ぎて行く事に気付く
そして、知る。
他にも宇宙と宇宙船が無数に有り、それぞれの思いを言葉にして発信している事を。
その無数の言葉を聞いていると、人の内側に思いが生まれ湧き出して来るのを
そして、気が付く
宇宙の壁を超えるたった1つのモノ
それは、思いを乗せた言葉であると
人という名の宇宙船
人と言うのは、全ての人が時間と言う流れに乗って独自の宇宙を独自の方向に進む宇宙船見たいな物です。
人の宇宙は、その人のオリジナルで同じモノは存在しない唯一無二の存在です
そして、その宇宙をその人独自の方向に進んでいます。
同じ様な方向に進んでいても、針路や速度はやはり微妙に違います。
また、そもそも宇宙そのモノが違うのでモノの良し悪しや善悪の評価は違います。
しかも、時間は不可逆的で後戻りは出来ません。
世界と言うのはこの独自の宇宙がぶつかったり、寄り添ったりして出来ているものです。